バンライフ日本漫遊記

バンで車中泊しながら旅をしてます、アウトドアや車中泊生活のコツなどを紹介

【農業バイト】ライフハックだと思われるもの 多分その②

ライフハックだと思われるもの 多分その②

 

 

ココだけの話…

 

 

普通はお金を払ってやる


『果物狩り』や『野菜の収穫』を

 

 

 

 

逆にお金を貰いながらやれて、

 


しかも農業のノウハウまで教わり、

 


農家さんの役に立てて、

 


地域の人とも仲良くなれて、

 


最後には感謝までされるのが

 

 

 

僕のオススメする【農業バイト】

 

 

 

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「デイワーク」っていう農業バイト専用のアプリと

 

「おてつたび」っていう旅先でお手伝いできるサービスが

 

個人的にはオススメ

 

 

ひるね

【美しいと思えるもの】バンライフをしていて良かった事 多分その②

バンライフをしていて良かった事 多分その②

 

 

 

「自分にとって美しいと思えるもの」に触れ合う機会が増えた事

 

「自分にとって美しいと思えるもの」にすぐ気付けるようになった事

 

「自分にとって美しいと思えるもの」に気付ける回数が増えた事

 

 

 

きっとそういうものが日々に増えて行くだけで

 

 

結構僕は、すっかり幸せ

 

 

朝焼けと夕焼けって毎日見れるんだよね

 

 

ひるね

【手書き】ライフハックだと思われるもの 多分その①

フリックではなく、

 

タイピングではなく、

 

ペンで、

 

できれば鉛筆で、

 

できればHBで、

 

文字を

紙に

書く

 

 

 

「手書き」は、

 

スマホより、PCより

 

文字に落とす速度が遅い

 

 

 

脳内で高速処理していた思考が

指先でオーバーフローをおこす

 

 

すると脳は少し苛立ちながらも

思考のスピードを緩める

 

 

ギアが低くなる

5速、3速、1速

より深く、重く、ゆっくりとした言葉になっていく

 

 

自分の言葉を見返しながら

次の言葉を書くようになる

 

 

思考は緩やかに歩き出す

見えてくる景色が変わる

 

 

 

するともっと面白いことが起きる

 

 

脳は、

 

思考は、

 

 

寄り道をし始める

 

 

 

ひるね

【おかえり自分】 バンライフをしていて良かった事 多分その①

バンライフをしていて良かったと思うのは

 

「好きだった頃の自分」を取り戻したような感覚があるのだ

 

会社員時代ゆっくりと失われていった

自由で、

直感的で、

無計画で、

無謀で、

無意味な事をひたすらし続ける自分

 

そんな自分を愛していた

 

そんな自分が最近になって

ひょこっと帰ってきた

 

おかえり

ぐうたら

 

ひるね

「同じ煙になったの」

バンライフ旅で3日間お世話になった千葉にある古い老舗の旅館

 

そこのお父さんと厨房でウィスキーを飲みながら聞いた言葉

 

「ウチのお袋は親父が死んだ翌日に亡くなってね

 

だから二人おんなじ火葬場で焼かれたんだ

 

煙突から煙が上がっていて

 

だから、二人は同じ煙になったの」

 

ご飯を戴いた旅館の厨房

 

2022年12月20日

千葉県 鋸南町 割烹あき山 H.A(74)

 

ありがとうございました

【雑記】振り返る事、認める事

ここ最近で一番嬉しかった事が

 

なんと今朝あった

 

割と嬉しい事続きな方なんだけどね

 

 

 

何気なく作った僕の動画を見て泣いた人が居た

 


泣いたのはバイトでお世話になった農家の奥さん(イギリス人)

 

柿農家での柿すだれや作業現場、柿の木や周囲の風景を動画にまとめたものを

感謝を込めて農家のご夫妻に送ったのだ

 

 

すると今朝メッセージが奥さんから届いた

 

 

英語で書かれたその文章を要約すると…

 

・動画を送ってくれてありがとう

・私たちの家族や農園が、何者で、今どこに居て、これまでどれだけやって来たのかを振り返って思わず涙した

・人生はどんどん過ぎ去っていく事もある

・私たちの暮らしに誰かが寄ってくれて、こうして自分達の全てを認めてくれた事が嬉しかった ありがとう

 

 

僕が何気なくやった事が

誰かにとって自分のやって来たことを振り返るキッカケとなれた

 

僕は何もすごくなくて、

すごいのはそれだけ素晴らしいものを今までコツコツと培ってきた彼女とその家族だ

僕はそれをカメラで切り抜いて貼って動画に落とし込んだだけだ

 


ああそれでも、嬉しいなあ!!

 

 

誰かが今日、自分を誇れた

そのきっかけを少しでも僕が与えられた

 

 

そういった事をこれからもまたやって行きたいし

仕事になんて出来たら どんなに素晴らしいだろうか

 

そう思わせてくれてどうもありがとう

 

近すぎて「当たり前になってた事」を振り返る

 

ひるね

【雑記】渋柿と生き方とハーレム

 

旅をしている

 

 

去年からキャンピングカー仕様に改造したバンで日本中をまわっているのだ

 

 

各地で美術館や記念館を見たり、有名らしい神社を参拝したり

いわゆる名物観光をしていたが、それも一年も続けていると流石に飽きてくる

 

 

 

だからバイトをはじめた

 

 

 

「体を動かす」のと「自然に触れる」のが

すごく好きな僕が行き着いたのは農業バイト

 

 

3日間、長野の渋柿農家さんでバイトさせていただくことになった

オーナー夫妻は旦那さんが日本人、奥さんがイギリス人だ

 

イギリス人と言っても「だもんで〜」と方言が溢れるほど、日本語がお上手

 

 

 

あとは僕と同じようにバイトで来ている女性が1人

「シルバー」と言う高齢者向けの派遣会社から女性2〜3名

オーナーの知人の女性が2〜3名

 

 

つまり僕以外は女性だ

ハーレムと言っても過言ではない

ちなみに平均年齢は目測65歳

 

 

経験と知識の詰まったお姉様たちのハーレムなんて最高じゃんか!

 

 

 

与えられた作業は渋柿の収穫、選果、皮剥き、吊るしがメイン

すごく楽しい

すごく疲れもするけど それも含めてすごくすごく楽しい!

 

仕事でエネルギーを発散できるのが気持ちいいのだ

風呂が気持ちよくてぐっすり寝れる

 

 

この農家さんは福利厚生も素晴らしく

10時と15時の中休みにはドリンク飲み放題+お菓子食べ放題なのだ

お菓子のセレクションも渋い アスパラガスビスケット、ほし芋、ピオーネ(葡萄)、今川焼き、カレーせん、などなど 最高じゃんか

 

 

休憩中は絶えずお姉様方の会話が飛び交う

 

「鳥の胸肉ってどうやって柔らかくしてる〜?」「アタシ塩麹!」

「最近出来たメガドンキなんでも売ってるけど、『どーんどーんどーんどーんきー♪』ってBGMが煩くてうちのおじいさんが行くの嫌がるのよ〜」

地震は私がいなくなってから(この世から)なら来てもいいわ〜」

 

などなど同世代と居たら聞けないような話題が尽きない 最高!

 

 

その中でもこの数日間だけで特に僕の記憶に残った方が居た

ここの柿農家に14年間も手伝いに来続けている 74歳のHさん

 

大阪出身なので、言葉の中に関西のイントネーションが見え隠れしている

品があって、落ち着いていて、そうそう動じなくて、自分のタイミングで話す人

惹かれるのは少し自分の母に似ている部分もあったからかもしれない

 

 

バンライフで旅をしていると言う話を皆にしたあと

昼休憩中にHさんが興味を持って僕のバンの中を覗きに来た

 

Hさん「見てもいい?」

僕「どうぞどうぞ」

Hさん「まあ〜、すごいわねえ…」

 

とても褒めてくれた

本当のことしか言わない人に褒められるとなんだか無性に嬉しい ぐへへ

 

そしてバンの中を一通り見回しながらHさんは感慨深く

「こんな生き方もあったのかもしれないわねえ〜」

と言い、ありがとうと言い残し、作業に戻っていった

 

 

「こんな生き方もあったのかもしれないわねえ」

 

それを聞いてまだバンの中に居た僕はなんか、なんも言えなかった

 

 

多分そんな深い意味で言った訳じゃないと思う

ただ、僕の中でその言葉を大切にもう一度考えようと思って

その後何度も思い返した

 

 

74歳の女性が呟いた 「こんな生き方もあったのかもしれない」

 

 

もう自分にはこんな事をする時間や体力や精神的な余裕は残されていない、という諦観

こういった生き方をもし過去していたら今頃自分はどうなってたんだろう、という想像

自分の生きてきた人生は素晴らしいモノだった、という誇り

 

 

そんな風に僕は勝手に感じてしまった

本人はそんなつもりじゃないかもしれないし

文字にするものでもないのかもしれないけど

 

 

自分の中で勝手に受け止めて勝手に大事にしました すんません Hさん

 

 

人は自分の人生しか生きることは出来ない

当たり前の事なんだけどね

 

 

でもきっとどんな人生を選んだって全部大正解

だったらまあ自分の好き勝手に生きよう

 

 

バイトをして良かった

 

 

またやろう

 

 

Hさん、あなたが諦めて、想像して、きっと自分の人生を誇りに思えた

「こんな生き方」を僕今やってます

 

 

またいつか会えた時には「あら、まだやってたの〜いいわね〜」って言われたいなあ

 

吊られる前 ひしめく渋柿 ゴロゴロと

 

 

 

ひるね